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南カリフォルニアに住むNAOの気まぐれ日記。生活、子育て、旅行、芸術などをお届けします。


by lotusmama

Fred's art

 Fred\'s art_d0087194_7205248.jpg先月はフレッドが忙しく、一緒に夕食を食べた事は一度もなかったような気がします。 セリーナは普段7:30頃には寝せるようにしていましたので夜は会わない事がほとんどでした。 最近次のショーまで少し時間があるので、フレッドが家で過ごす時間が増えたのは助かるのですが、セリーナが興奮して10時くらいまで寝てくれません。ベットに連れて行って添い寝を15分、すると”ダダ(daddy)”と言いながらリビングルームに行ってしまいます。 仕方がないのでダディーにもベッドルームに来てもらい、再度挑戦。 全然効果無し。仕方なくフレッドが ok 本を読んであげようと言いながら、自分が読んでいた新しいデジカメの説明書を音読し始めました。(一歳児にデジカメの説明書を読んでどうするの? ) 彼がいない時はわりとすんなり寝てくれるんだけどな〜。 やはり嬉しいのかな。 2時間くらいかけてやっと寝てくれました。(ハー疲れた)  以前私は彼に、早く帰って来て〜と頼んでいたのに、最近は8時半くらいまで仕事したら? に変わりました。 
一人で今までの仕事の量をこなすのは本当に大変だと思うので、時々なんだかかわいそうになりますが、セリーナがもう少し大きくなったら又少しずつお手伝いできる事でしょう。 以前、二人で仕事をしていた頃はWholesaleのshowをメインにし、アメリカ全土のギャラリーからオーダーをとっていたのですが、最近はカリフォルニアを中心にしたRetail showでお客様に直接販売するのを基本にしています。そのためショーの前は新しい作品を作ったり、数を揃えたりするので大変なわけです。 新しい作品を作るのにまず鉛筆でたくさんスケッチをし、良さそうな形をプロジエクターで実物大に映し型紙を作ります。次にサーフボードを作る時に使うフォームを削り形を完成させます。 その後プラスターを使いモールド(型)を作り乾燥させ(約7日間)、その後にスリップ(液体状の粘土)を型にいれグリーンウエアを作ります。 一つ一つスポンジで形を整えて乾かした後素焼きをします。 それからマスキングテープを使いながらそのパネルごとにエアブラシやエアガンを使いながら7レイヤーくらいのグレーズを塗るわけです。 もう一度釜に入れる前に違う色のグレーズが混じり合わぬようレーザーブレードで線を整えます。 粘土やグレーズが火によって動くという本質に反した事をしているので、コントロールするのに大変です。 私は時々なんでもっと楽な作品をデザインしなかったのかと愚痴りましたが、こればかりは仕方がありませんね。昔は日本陶芸をかなり意識した作品が多かったのですが、電気釜に変えて以来とてもアメリカらしくポップな作品に変わったようです。 今まで人の下で働いた事のないフレッドはかなりマイペースで、どんなに時間がかかろうが納得がいくまで粘る完璧主義者。 私にはとてもまねできませーん。 アートと言えど、それで生活して行くのは楽しい事ばかりではありませんが、好きな事を一生懸命やるという事はとっても素敵です。 彼は陶芸以外にもフィルム、ヴィデオで映画を作ったり、ピアノを弾いたり(Jazzおたく)、サーフィンしたり趣味はたくさんありますが、セリーナが生まれてから趣味の時間もめっきり減りました。 でもそのうちセリーナと一緒にクレイメーションを作るんだ! 張り切っていたので、セリーナは兄弟がいなくても遊び相手には苦労しない感じです。 どんな作品か興味のある方はこちらをクリックしてください。 
by lotusmama | 2007-04-09 07:39