そもそも私が初めてアメリカの地を踏んだのは18年前の事です。San Diegoに住む叔母の一人娘(ミシェール)の結婚式のブライドメイドを頼まれたのがきっかけでした。 40年前に親の反対を押し切ってアメリカ人と結婚した彼女は親に勘当されその後24年間日本の地を踏むことができなかったそうです。時代が時代だったのかもしれませんが、たかが国際結婚で親子の縁を切るなんて私には想像もつかぬような事です。確かにとても頑固なおじいちゃまだったらしいのですが、相手を許せずにいる事によって親子としてのなくした時間は取り戻せないわけですし、初めから受け入れてあげた方がお互い楽なような気がするのです。まあ私には理解できない深い理由があったのかもしれません。しかし視野を狭めて人を憎んだり、差別したりして苦しむのは本人だったりする事が多いと思います。おじいちゃまが改めて叔母を受け入れたのは、ミシエールが一人で初めて日本を訪れて彼にあった事がきっかけでした。ハーフ(混血)の孫といえどもかわいく思えたのでしょう。こんな叔母の苦労の上で今の自分があり、その経験が視野を広げる良いきっかけになった事に感謝します。私は色々な文化を学ぶのが好きなので、色々な人種が混じり合ってるカリフォルニアが肌に合っていると思います。食事、服、宗教、肌の色、目の色、髪の色、色々違う人に出会えば出会うほど、何人という以前に人間として相手を見るようになりました。それぞれの文化を保ちながらも、周りと調和のとれた暮らしができるのっていいと思います。こうしていつか世界中の皆様に争いのない平和で幸せな日が来る事を夢見る私ってやっぱりかなりのidealistダヨね〜。(汗)